能登里山クラブ 岩穴」は七尾市中島町河内の岩穴家を中心に、里山を愛好する人々が立ち上げたクラブです。

各々のメンバーは里山の伝統的文化を継承しつつ 、魅力溢れる里山ライフを創造するために頑張っています。

2020年12月20日日曜日

幸運を呼ぶ鳥「白鷺」が古民家岩穴に来た!

古民家岩穴に初雪です。かなり降りました。一面の銀世界です。


雪が止んで晴れ間が出たとき、白鷺が里山Cafe分福茶釜の屋根に降り立ちました。

神様の使いとして知られる白鷺は、「幸運に恵まれる」という意味があるそうです。白くて大きな羽根を優雅に動かしながら飛ぶ白鷺の姿を皆さんにも見てほしいです。


 



2020年12月8日火曜日

300年前に飲まれていたコーヒーを再現しました!

 古民家岩穴は300年以上燃え続けている「火様」を預かっています。

300年前はどのようにしてコーヒーを飲んでいたのでしょうか?

コーヒーフィルターの発明はおよそ200年前(1800年、フランス)なので、それ以前はフィルターなしでコーヒーを淹れてました。200年前のコーヒー器具の復刻版を使って再現してみました。(写真は三木様の提供です)

1 コーヒーの粉と水を小鍋に入れて煮だす

ジャズベというコーヒー専用の小鍋を使っています。

2 煮だしたコーヒーをコーヒーポットに移す
コーヒーカス(残渣)は小鍋の底に残し、上澄みだけを注ぎます。しかし、ポットにはかなりのコーヒーカス(残渣)が入ります

3 コーヒーポットからカップにコーヒーを注ぐ
コーヒーポットの形状はコーヒーカス(残渣)が流れ出ない工夫がされています。しかし、どうしてもカップにカス(残渣)が入ってしまいます。そこでもうひと手間加えます。

4 カップのコーヒーの上澄みをソーサーに注ぐ


このように3回にわたって上澄みをとればコーヒーカス(残渣)はほとんど無くなります。昔のソーサーはコーヒーカップのコーヒーが全部入るほどの深さがありました。

コーヒーフィルターが無かった時代、昔の人の知恵(工夫)に驚きです。さて、そのお味は?香りは?

コーヒーカップからソーサーへコーヒーを注ぐメリット
● 上澄みを取る
● 香りが立つ
● 温度を下げる

2020年12月7日月曜日

冬です。「火様」活躍です!

300年以上燃え続けている「火様」。今はランプに灯されて守られていますが、元々は囲炉裏の中で燃えていた「生活の火」です。寒くなり「火様」の出番になりました。「火様」の活躍の様子を紹介します。

(写真は三木様の提供です)

囲炉裏に戻った「火様」

囲炉裏の火は暖を取るだけではありません。みかんを焼いてみました。
酸味が取れて甘みが増し、ミカンの味が濃くなります。美味しい!

里山cafe分福茶釜の玄関で温かいお出迎え

カフェの入り口に「やまと火鉢」を置き、「火様」で炭を熾します。茶釜で沸いたお湯と共に温かくお客様をお迎えします。

(まんが日本昔ばなしの作家 又野龍也氏の絵を壁に飾っています)

「火種保存コンロ」で焼き芋!

能登の珪藻土を使った特産品のなかに「火種保存コンロ」というのがあります。
この中に入れた炭火はゆっくりと長時間にわたって燃え続けます。
ここに「火様」で熾した炭をいれて作る焼き芋はとてもおいしいと評判です。



みかん、リンゴも焼いてみました。皆さんにも食べて頂きたいです。