能登里山クラブ 岩穴」は七尾市中島町河内の岩穴家を中心に、里山を愛好する人々が立ち上げたクラブです。

各々のメンバーは里山の伝統的文化を継承しつつ 、魅力溢れる里山ライフを創造するために頑張っています。

2020年12月8日火曜日

300年前に飲まれていたコーヒーを再現しました!

 古民家岩穴は300年以上燃え続けている「火様」を預かっています。

300年前はどのようにしてコーヒーを飲んでいたのでしょうか?

コーヒーフィルターの発明はおよそ200年前(1800年、フランス)なので、それ以前はフィルターなしでコーヒーを淹れてました。200年前のコーヒー器具の復刻版を使って再現してみました。(写真は三木様の提供です)

1 コーヒーの粉と水を小鍋に入れて煮だす

ジャズベというコーヒー専用の小鍋を使っています。

2 煮だしたコーヒーをコーヒーポットに移す
コーヒーカス(残渣)は小鍋の底に残し、上澄みだけを注ぎます。しかし、ポットにはかなりのコーヒーカス(残渣)が入ります

3 コーヒーポットからカップにコーヒーを注ぐ
コーヒーポットの形状はコーヒーカス(残渣)が流れ出ない工夫がされています。しかし、どうしてもカップにカス(残渣)が入ってしまいます。そこでもうひと手間加えます。

4 カップのコーヒーの上澄みをソーサーに注ぐ


このように3回にわたって上澄みをとればコーヒーカス(残渣)はほとんど無くなります。昔のソーサーはコーヒーカップのコーヒーが全部入るほどの深さがありました。

コーヒーフィルターが無かった時代、昔の人の知恵(工夫)に驚きです。さて、そのお味は?香りは?

コーヒーカップからソーサーへコーヒーを注ぐメリット
● 上澄みを取る
● 香りが立つ
● 温度を下げる

0 件のコメント:

コメントを投稿